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2013年09月29日

ω-3(オメガ3)系脂肪酸とテロメアの関係

テロメアというのはDNAの末端に位置していて、これの長さが細胞の健康状態や寿命に大きく影響してきます。テロメアは細胞分裂(新陳代謝)のたびに短くなっていくだけでなく、酸化ストレスや炎症、精神的ストレスなどによっても短くなっていきます。テロメアが短くなってくると細胞の代謝が衰え新陳代謝が衰えてくるだけでなく、全身の老化や病気につながってくるとされています。テロメアはテロメラーゼという酵素で修復されますが、人間の通常の細胞にはテロメラーゼはほとんどありません。テロメラーゼ活性を獲得すると細胞は無限に増殖していきます。がん細胞もテロメラーゼ活性を持つものがあり、これが無限に増殖して体を蝕んでいきます。


Omega-3 fatty acids, oxidative stress, and leukocyte telomere length: A randomized controlled trial.
Kiecolt-Glaser JK, Epel ES, Belury MA, Andridge R, Lin J, Glaser R, Malarkey WB, Hwang BS, Blackburn E.

この研究は二重盲検試験によってωー3系脂肪酸の補給がテロメラーゼ活性に与える影響について検討しています。ω-3系脂肪酸を2.5g、1.5g与える区と偽薬を投与する区で比較しています。ω-3系脂肪酸を投与した人たちは明らかに酸化ストレスは減少しましたが、処理区間でテロメアの長さとテロメラーゼ活性への影響というのは統計的には出ませんでした。しかし、体内のω-6系脂肪酸/ω-3系脂肪酸比率が低いほどテロメアが長くなることがわかりました。


ω-6系脂肪酸の代表的なものはリノール酸で、健康によいと言って大々的に売り出されていましたね。サラダ油などに多く含まれています。この油はコレステロールを増やさないということで流行りましたが、悪玉コレステロールを下げる代わりに善玉コレステロールも下げてしまうことや、炎症性サイトカインの原料になるということが今は明らかになっています。
ω-3系脂肪酸はDHAやEPAが有名ですが、ほかにもシソ油、エゴマ油、亜麻仁油に多く含まれるα-リノレン酸も含まれます。こちらは炎症を抑える働きがありますが、酸化されやすいので揚げ物に使うと効果が大幅に薄れてしまいます。健康目的での使用は生で新鮮なうちに使わないといけません。扱いにくい面がありますね。

現代の食生活ではω-6系脂肪酸/ω-3系脂肪酸の比率が非常に高くなっています。できるだけこの値を下げて3/1くらいにするのが理想的とされています。

揚げ物はできるだけ食べない。自分で調理するときはオリーブオイルかキャノーラ油、ごま油で揚げるなどすることでその比率を下げていくことができると思います。青魚も積極的に食べましょう。サプリも便利です。

こういった努力を続けていくことでω-6/ω-3の比率を下げることができて細胞から全身までの健康と寿命をのばすことにつながっていくと思います。炎症反応であるアレルギーや喘息の抑制にも効果的だと思います。
ω-3系脂肪酸のおすすめサプリ。アメリカ製がやはり品質やコスト的に優れています。でもどうしてもアメリカ製は不安だという方は日本製でもそこそこの物があります。




日本製



posted by 大前伍長 at 03:16 | Comment(0) | DHA(ω-3) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月04日

胎児、乳児にも必要なDHA

胎児乳児の脳の成長にもDHAをは欠かせません。特に神経系ができ始める妊娠後期以降に十分なDHAが胎児に供給されないと脳の十分な発育を阻害する可能性があります。日本人は比較的多くの魚を食べますので、欧米諸国よりは胎児への供給量は多いですが、それでも昔と比べると魚を食べる量は減っています。意識して魚(特にイワシ、さんま、鯖、鮭、にしん)を食べるようにするか、サプリを摂るようにしましょう。

どれくらいDHAをが大事かといいますと、妊娠したラットに十分なDHAを含んだ餌と含まない餌を与えてその子供の学習能力を測定した結果、DHAを摂った母親から生まれた子供は、ある作業を3回の練習で100%習得したのに対して、DHAを摂らなかった群では20回以上の練習をしたにもかかわらず30〜40%の習熟率でした。

また、アメリカの粉ミルクにはDHAが含まれていない(今は知りませんが、実験当時)のですが、母乳で育てた子供(母乳にはDHAがが含まれる)と粉ミルクで育てた子供には8歳の時のIQが8.3ポイントも差が出たという研究があります。
視力にも差が出てくるようです。視神経にもDHAサプリが多く含まれますから、DHAをの欠乏で視力が落ちても不思議ではありません。十分なDHAを与えることで適切な視神経の形成ができます。

授乳は8ヶ月以上まで続けたほうが脳の発育が良いようです。授乳中のお母さんが摂るべきDHA量は毎日最低300mg。
また、粉ミルクを与える場合はアラキドン酸も含まれているものを選びましょう。

DHAは摂り過ぎても(10g以上サプリを摂ると便が油っぽくなるようですが)問題のない栄養素です。できるだけいっぱい食べて子供の脳を発達させてあげましょう。学力だけでなく、注意欠陥障害などの予防にもなるはずです。

おすすめDHAサプリ
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posted by 大前伍長 at 00:47 | Comment(0) | DHA(ω-3) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月31日

健常者の能力まで上げてしまうDHA

日本では一般的すぎてスマートドラッグ(向知性薬)としてはあまり注目されていないDHAですが、実はかなりの可能性を秘めています。
当然魚を食べる機会が少ない人への効果は大きいでしょう。しかし、欧米人と比べてより多くの魚を食べている健常な日本人大学生にDHAを投与した結果、ストレスが軽減されたという報告があります。また、学習に関わる脳の領域の脳波がDHA投与後すぐに早くなったという報告もあります。
出産直後の女性へのDHA投与は集中力と注意力を向上させました。

老人への投与はアルツハイマー病や認知症の予防に大きな効果を発揮します。アルツハイマー病患者への投与でも脳力の改善が認められています。アセチルコリン濃度の増加も報告されています。アセチルコリンは記憶や学習に大きな役割を果たす神経伝達物質ですので、脳内アセチルコリン濃度の増加を介してDHAが作用している可能性がありますね。

毎日魚(特に鯖、さんま、イワシ、鮭、にしん)を食べるのは難しいという方はぜひサプリメントでの補給をおすすめします。


価格、含有量からおすすめのサプリはディアナチュアのDHAです。
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posted by 大前伍長 at 12:30 | Comment(0) | DHA(ω-3) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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